基本の編み方「すじ編み」について
意外に使います。「すじ編み」
かぎ針編みというのは、とても奥が深いですね。ちょっとした編み方の違いで、見た目に大きな変化が出ます。
今回ご紹介したいのは、基本の編み方のひとつ、「すじ編み」です。
すじ編みは、細編みと基本的な編み方は同じなのですが、かぎ針の針を入れる場所を変えることで、「すじ編み」という模様編みに変化します。
拡大してみましょう。
見ていただくと一目瞭然なのが、すじ編みの方が、名前通りに筋状に模様が入っています。
編み方に関しては、こちらのワンポイントレッスン動画をご覧ください。
「すじ編み」が活躍するシチュエーション
1.キッズ用の帽子
小さいお子さまが麦わら帽子を被るのを嫌がって困ることって、ありませんか?
お子さまが帽子を嫌がる理由として、「重い」「蒸れる」「チクチクする」など、様々な原因が考えられます。
そんなときには、ぜひ「コットンラフィア」ですじ編みに編んだ帽子を作って差し上げてください。
細編みですと前段くさりを全部拾うのでがっしりと前段をホールドして丈夫な分、目が詰まった仕上がりになります。逆に、すじ編みは上半目だけを拾うため、少し隙間の空いた目になります。
そのため、同じ分量の糸を使っていても、細編みよりすじ編みの方が通気性もよく軽く感じるんです。お子さまの「重い」「蒸れる」という反応は、すじ編みにすることで解決できます。
また、「チクチクする」という反応に対しても、「コットンラフィア」はコットン由来で非常になめらかな肌触りなので、嫌がらずにかぶっていただけます。
2.模様柄などを編む時
また、模様や柄などを編むときには、細編みよりは「すじ編み」の方が美しく仕上げることができます。
細編みは、編み目が右斜めに傾斜する性質を持つため、模様柄を細編みで編む際には、編み図どおりに編んでも柄が美しく出ず、その右斜めに傾斜する点を加味して調整しながら編まねばならず、少し難易度が上がります。
しかし、「すじ編み」だと目が細編みより左寄りになり、模様や柄がきれいに編めます。
より美しく模様や柄を編みたい場合は、「すじ編み」で編むことをオススメします。
3.折り目をつけたい時
例えば、以前にも紹介した、クラッチタイプのバッグなど。
全てが細編みだとガッチリと前段をホールドしている為、折り曲げるのが中々難しいです。
ただ、折り目を付けたい場所を「すじ編み」に変えることで、自然と折り目が付いて、折り曲げやすくなります。
他にも、「すじ編み」の活躍の場はたくさんあるのですが、それはまた次回ご紹介ということで。
みなさんも是非、お試しくださいね♪
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