糸の色変えの解説いたします
秋です。バイカラーのトートが映える季節になりました。
「コットンラフィア」は、組み合わせ次第でたくさんの配色が楽しめるように、13色用意いたします。
でも、色替えってどうしたら良いの?
バイカラーやボーダーなど、色を変えて編む方法、難しそうだからと諦めていませんか?
実はほんのちょっとのコツをマスターするだけで、とても美しく色替えをすることが出来ます。
今日はそれを解説させていただきます。
1.1色目を終わらせる
まずは1色目の糸を引き抜き編みで終わらせます。糸の始末の方法は、こちらのワンポイントレッスン動画をご参照ください。
糸の終わらせ方(引き抜き編み)
2.2色目の糸をスタンバイ
5cmくらいのところを折り曲げます。
3.180度反対側に針を入れる
端糸を編み込みながら細編みを編みますので、180度反対の位置に2色目の糸を付けることで、端糸を分散させ、厚みが偏るのを防ぎます。
4.糸をかけてくさりを1目
先程準備しておいた2色目の糸を針にかけ、手前に抜きます。この時、全部引いてしまわずに、端糸は向こう側に残します。そして、くさり1目します。
4−4で端糸を引っ張ることで、4−2の際に手前に少しだけ抜いてきていた目が縮み、4−3のくさり1目が本体に固定されます。
5.ココがポイント❗端糸を右に❗
続いてのプロセスが非常に重要です。先ほど引っ張った端糸をそのまま右(針の後側)に動かします。左手にかけている糸とかぎ針の間を左から右に動かすのがポイントです。
6.次に端糸を左に❗
そのまま細編みを編み進めていきます。針を隣の前段の頭2本に入れて、奥の糸を引き抜いた時に、先ほどの端糸を左に移動させます。
つまりは、かぎ針に糸が2本かかっている状態の時→端糸は左に移動です。
お分かりでしょうか?ココがポイントなのでくり返します。
かぎ針に糸が1本かかっているとき→端糸は右
かぎ針に糸が2本掛かっているとき→端糸は左
細編みを編みながら端糸を左右に動かす。これが糸を編み込む基本です。
細編みを続けます。
針に糸が1本かかっているとき→端糸は右に。
隣の前段の頭2目に針を入れて、奥の糸を手前に引き抜いてきました。
針に糸が2本→端糸は左に。
そのまま端糸を編み込みながら細編みを編み進めて頂きます。
7.180℃細編みを編み進めた後
細編みを180℃編み進めたら、1色目の糸始末の端糸のところまで来ました。
先ほどと同じように、1色目の端糸も編み込んでください。
この方法で編み込むと、①端糸が編み込まれてほどけにくくなる ②見た目も美しく仕上がる という2つの効果があります。
© Cottonraffia 2017
動画 【ワンポイント レッスン動画】から
以上でご案内したコツは、【ワンポイントレッスン 動画】でもご紹介させていただいています。こちら動画もあわせてご覧頂けると、よりわかりやすいかと思います。
© Cottonraffia 2017
ここからは段の変え方の解説です
8.360℃細編みを編み進めた後
細編みを一周編みました。2段目以降は、そのまま細編みを続けてください。
一般的に手芸の基本としては、「一度引き抜き編みで段差を揃えて、くさり1目で立ち上がってから2段めを編む」というのが基本です。
ですが、コットンラフィアではその方法は推奨しておりません。
そうしてしまうと、引き抜きの箇所が「手術痕」のように仕上がってしまうので、避けてください。
以上が、色変えと段替えの解説です。
もし、段の始まりがわからなくなってしまう場合
コットンラフィア推奨の段変え方法を行う中で、「段の始まりの位置がわかりにくくなってしまう」方もいらっしゃるかともいるかと思います。
その場合は、「段数マーカー」を付けていただくと、マーカーがアイキャッチとなりますので、段の始まりの位置を見失うことはなくなりますので、ぜひ使ってみてください。
一般的な手芸教則本とは異なるやり方を推奨しているので戸惑われる方もいらっしゃるかと思いますが、コットンラフィアを使って作品を美しく仕上げるコツとして、ぜひご活用いただければと思います🎵
みなさんもぜひ、コットンラフィアでお試しください💖
ようやく、商品が出来上がってまいりました。ちょっとだけ、チラ見せ💖
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